お見合い後に食事はNG?その疑問にプロがお答えします

一説によれば、お見合い後に食事のデートをとんとん拍子に複数回誘えると、結婚まで結びつきやすいのだそうです。
本当にそうなのかは正確なことはわかりませんが、交際をスムーズに進めるためのコツとして参考になるかもしれません。
そんな交際が順調に進むために大切な食事デート。
では、どうやって食事デートを成功させるのでしょう。
誘うタイミングや当日の行動、2回目以降の誘い方などわからず困っている方もいるのではないでしょうか。
お店選びや会話術など、気をつけるべきポイントをお伝えします。
これらのポイントを押さえれば、食事デートは成功しやすくなりますよ。

お見合い当日には食事はしないほうが安全です

よほどお相手と運命を感じた場合でもない限り、基本的にお見合いの当日の食事はNG。とお考え下さい。食事に相手を誘うのは初めてのデート以降にするのが交際を成功に導く秘訣です。
絶対にしてはいけない禁止事項というわけではないのですが、相手に好意を持ってもらうためには避けたほうがよいものです。
当日はお互い初対面。相手との印象がとても重要な場面と言えるでしょう。
このような場面では自分も相手もとても緊張してしまいます。そんな状態での食事は手の震えやのどの渇きなど、失敗をしてしまう要因だらけです。
また、食事がたまたま合わなかったり、会話中にお腹が鳴ってしまうといったリスクもあります。
そういった理由からお見合い当日には食事はできるだけ避けたほうが安全です。

お見合いは基本的にホテルのラウンジなどの落ち着ける場所で開催します。
この時、仮にすごく相性の良さを感じたとしても1時間〜1時間半ほどで切り上げるようにしましょう。
これは一般的な初対面同士の人間が楽しく会話できる時間の限界と言われているためです。

お見合いの席ではお互いに緊張して挑むため、それ以上の時間だと気疲れしてしまいます。
また、もっと話していたかった、と相手に思ってもらい、次の約束につなげやすいというメリットもあります。
当日は出会った相手と相性が良いかを確かめることに集中してみてください。

お見合いが夜の場合も同様です

お互いのスケジュールの都合でお見合いが夜。それもディナーにちょうど良い時間になってしまった。という場合もあるでしょう。
しかし、そんな場合でも、お見合い当日の食事を避けたほうが安全なのは同様です。
むしろお店の種類によってはより自分のマナーが気になったり、相手の一挙手一投足に意識が向いてしまって楽しい会話どころではありません。
夜のお見合いであっても、ホテルのラウンジなどでのお茶のみ、というのがベターです。
せっかく運命の相手に出会えたのかもしれないのですから、そのチャンスを大切にするためにも食事は次回以降に取っておきましょう。

1週間以内に次のデートの約束を

お見合いで仮交際に発展。おめでとうございます。
という段階まで進みましたら、必ず1週間以内に次のデートの約束をしましょう。
鉄は熱いうちに打て、といいますが人間関係も同様です。
仮交際がOKになった場合、仲人やカウンセラーを通じて連絡先が交換されます。お見合いのお礼も兼ねて相手に電話をしましょう。
連絡は男性側から行うのが定例です。
できるだけお見合い当日に。遅くとも翌日の午前中までには連絡を入れてください。
この時が次のデートに誘うチャンスです。
早めに次の連絡を行うことで相手に興味がある意思表示もでき、感心を引くことができます。
初対面の際には会話が短くなりがちですので、次のデートの約束をすることでアピールのチャンスを広げましょう。

時間と場所はこちらから指定するのがマナー

お店や時間は誘ったこちらが指定するのがマナーです。
とはいえ、まだ出会ったばかりですから相手の好みや都合の時間など、わからないことも数多くあることでしょう。
ですので、最初の電話で日取りを決めたらその間に何回か連絡を取ってみてください。
約束はすでに取り付けているので、食事の好みの確認を口実にするのも良いでしょう。
この際、相手の希望や意見も尊重することが大切です。
双方がお互いの意見を尊重して共通で楽しめるデートプランを考えましょう。
好きな料理、嫌いな食べ物、好みのお店。といったものから会話に入るとそのあとの展開もスムーズです。
もちろん、相手が忙しい人の場合は連絡の頻度は控えめにしなければ、それだけで嫌われてしまいます。
常に相手の都合に合わせることをお忘れずに。

1回目の食事デートはランチかカフェがおすすめ

最初の食事デートはランチかカフェでの軽食がおすすめです。
時間も長くても2時間以内に終わるようにするとよいでしょう。
1回目のデートの最大の目的。それは次の約束を取り付けることにあります。
これから末永くお付き合いしていきたいのですから、1回目のデートですべてを知る必要はありません。
むしろ初めての二人きりでの長時間の会話で、相手がストレスを感じてしまう可能性もあります。
ストレスを感じるイベントにまた来たいとは思いませんよね。
楽しく会話をした後は2時間程度で切り上げ、お互いにもう少し相手と話したかったと感じてもらえれば上々です。
日中のデートは緊張を和らげる効果があります。
夜のデートに比べて緊張感が和らぎ気軽に会話を楽しむことができるため、誘いやすいのもメリットと言えるでしょう。
現実的な面では食事代もディナーより抑えることができます。
時間も短く済むため、最初のうちはお互いに気楽な空気を作ることができるでしょう。
まだ出会ったばかりの相手とのデートでは、特にお勧めできます。

2回目以降のデートに使うお店の選び方

お店も場所も、相手を中心に選ぶことを心がけましょう。
もし平日なら相手の職場から近い場所。休日なら相手の自宅から程よく近い場所を選んでください。
ランチやカフェならひとりあたり1,000円〜2,000円。ディナーなら3,000円〜6,000円を目安に探してみてください。
飲食店系の検索サイトであれば「デート向け」や「おしゃれ」といった条件でまとまっているところもあります。

お店はできるだけ相手の好みや性格に合わせたものを選ぶようにしましょう。例えば、相手が和食好きであれば、和食レストランを選ぶなど、相手の好みに合ったお店を選ぶことで、相手に好印象を与えることができます。
騒がしい店では、会話がしにくくなったり雰囲気が悪くなったりすることがあるため避けるようにしてください。
とくに相手との信頼関係を築く段階では、相性を確かめるためにリラックスできる場所を選ぶことが重要です。

デートに選んではいけないお店

デートに向いていないお店もいくつかあります。
最初のうちはテーマパークやアミューズメント施設関連のお店は避けたほうが良いでしょう。
こういった場所は相手との会話がしにくいため、距離を縮める段階のデート場所としては向いていません。
ファミリーレストランは駅に近く選びやすいですが、家族連れなどで騒がしく雰囲気作りが難しいため避けたほうが安全です。
チェーン店も手軽すぎて特別感がないため、相手が自分との交際を期待していないのではないかと勘違いしてしまう原因にも。
背伸びをする必要はありませんが、特別な相手を誘うお店だということを意識してください。
かといって、高級店は最初のうちは相手に過剰なプレッシャーをかけてしまいかえって委縮させてしまいまいますので、今後のために取っておきましょう。
特別感があっても注意が必要なお店もいくつかあります。
居酒屋を好む方も多いのですが、すくなくとも最初のうちは避けたほうが良いでしょう。
アルコールが入り楽しくなってしまい、うっかり失言をしてしまっては目も当てられません。
お酒はお互いを知り、緊張感がほぐれてからさらに仲を深めるために使うものです。
もちろん、相手がお酒に弱い場合はノンアルコールで楽しめるお店を探して気遣いを忘れずに。
焼肉店も髪や洋服ににおいが付きやすいため、最初のうちは避けたいお店のひとつです。
美味しいお肉で盛り上がるのは、もっと交際の段階が進んでにおいが気にならなくなるまで我慢しましょう。
おしゃれではあるものの、エスニック料理なども人を選ぶため相手から好きだと聞いていない限りは避けましょう。
辛いものが多いため、苦手だと食べるものが無くて気まずい時間になってしまいます。

できるだけ駅から500m以内のお店へ

食事デートの際にはできるだけ駅から近いお店を選びましょう。
個人差はあるものの、人によっては歩くのはなかなかしんどいものです。
目安としては10分以上の距離は避けたほうが良いでしょう。
女性でヒールをはいている場合などは、つらい思い出として記憶されてしまいかねません。
お店が遠い場所にあると、デートの前に移動に時間がかかって疲れてしまったり、デート後に帰りの移動で疲れてしまうことがあります。駅から近い場所にあるお店なら、移動の負担を軽減することができます。
駅から近い場所にお店があると、迷いにくくなり、相手との待ち合わせ時間に遅れたり、待たせてしまうことを防げるメリットもあります。
もちろんタクシーを使うという手段もありますが、食事デート1〜2回目のうちはお互いに緊張もありますので、できるだけ密室は避けたほうが安心です。
個室や相手と触れ合えるような距離のお店は、もっと仲が深まってからに取っておいてください。

困ったとき頼りになるイタリアン

お店の種類に困ったらイタリアンを探してみましょう。
女性をイタリアンに誘って嫌がられるというケースはほぼありません。
彩のあるメニューに程よい特別感。料理の種類も豊富でしかも美味。
イタリアン料理は、ピザやパスタなどの定番メニューから、肉料理や魚料理、サラダなど、豊富な種類のメニューが揃っています。そのため、相手の好みや食べたいものに合わせて選びやすいという利点があります。
高級なレストランからカジュアルな店まで、幅広い価格帯のお店があります。そのため、予算に合わせた店選びがしやすく、食事デートの場所として至れり尽くせりです。
イタリアン料理は、日本でも馴染みのある料理の一つであり、ほとんどの料理が食べたことのあるものばかりなはず。そのため料理について共通の話題が見つけやすく、会話が盛り上がりやすいとされています。
このように自信をもっておすすめできるイタリアンですが、マナーにだけは気をつけてください。
マナーと言っても格式張った堅苦しいものではなく、
パスタはスプーンを使わずフォークだけで丸める。
ロングパスタを食す際には音を立ててはならない。
ピッツァはピザカッターなどで食べやすいサイズにしてから、フォークを用いて口に運ぶ。
といったものです。
相手に下品に見られないようにしましょうということですね。
友人と一緒に食事をするときの感覚になってしまうと、意外とこういったミスをしてしまいがち。
意中の相手の前でやってしまわないように注意しましょう。

基本的なマナーについて

イタリアン以外でももちろん、食事中の基本的なマナーは重要です。
マナーとはその場面で行うべき礼儀作法。いわば常識のことですから、守れないとそれだけで相手から幻滅されてしまいます。
非常識でワイルドな異性が好きという人も居なくはないですが、大多数はマナーを守れない相手に嫌悪感を抱いてしまうことでしょう。
その時点で交際終了ということもあり得るので、時と場所をわきまえた行動を心がけてください。
とはいえ、そこまで堅苦しく考える必要はありません。
食事デートにおけるマナーとは、本当に基本的なことを守っていれば嫌悪感を抱かれてしまうことはないからです。
例を挙げるなら。
・食事中はなるべく音を立てない
・店員さんに横柄な態度をとらない
・相手に必ずお礼を言う
・残さずきれいに食べる
・口にモノが入った状態では喋らない
・携帯電話は机の上に置かない
といったものです。
殆ど常識のようなものばかりですので、気をつけていれば失敗することはない筈です。

食事代は男性が支払いましょう

様々な要因がありますが、やはり多くの女性は男性にデート代を支払ってほしいと思っているようです。
良いところを見せるため。金銭感覚を見せるため。
など男性側にメリットもありますので、ここは頼りになるところを見せるべきでしょう。
この際、さもそれが当たり前であるように振舞うのをお忘れなく。
あくまで自然に。女性に気づかれないうちに支払ってしまうのも有効です。
反対に、女性側も特に最初のうちは支払う素振りは見せるようにしましょう。
男性が支払って当たり前といった態度では、いかに当たり前であってもよい印象は持たれないものです。
お互いの関係にとって本当に当たり前の慣例になるまでは、思いやりの心をお忘れなく。

次のデートにつなげましょう

デートに誘う最適なタイミング。それはデートの最中です。
2回目までがそうであったように、3回目以降の食事でも終了までに次のデートの約束を取り付けるようにしましょう。
会話が続いていけば、お互いに好きな場所や行ってみたいスポットの話題になることもあるはず。
それを覚えておき、終わり際に次のデートの口実に使ってみると効果的です。
話題が出たときに誘うよりも社交辞令感がなくなりますし、相手の趣味に興味を持って覚えているというアピールにもなります。
次のデートの日程や場所を決める際には、お互いのスケジュールや希望を考慮して調整することが重要です。相手の都合を無視して自分の都合だけを押し付けると、相手に不快感を与えてしまう可能性があります。できるだけ相手の希望に合わせて調整し、相手との信頼関係を築いていくようにしてください。
このタイミングで誘えないと、怖いのは自然消滅です。
次でいいや、を繰り返すと面倒になって行動に移さなくなってしまうのが人間というもの。そうなってしまうとこれまでデートで積み重ねてきたものが台無しです。
気になった相手とは短いスパンで2〜3時間の食事デートを定期的に行う。
この秘訣を忘れずに交際を楽しんでください。

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