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一富士二鷹三茄子
新年あけて皆さんいかがお過ごしですか?
さて、初夢に見ると縁起がよいことで知られている『一富士二鷹三茄子』には続きがあるってご存知ですか?
「一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭(いちふじにたかさんなすびしせんごたばころくざとう)」
江戸時代の諺で、初夢に見ると縁起のよいものの順です。
「富士」は日本一の山、「鷹」は威厳のある百鳥の王、
「茄子」は“生す”“成す”で物事の生成発展するさまを言い表わしているらしいです。
また、徳川将軍家とゆかりの駿河の国と関係づけるものがあり、
富士は静岡県、鷹は富士のすそ野の鷹狩り、茄子は初茄子との事です。
「扇」は涼をとるだけではなく、祭礼や舞踊の小道具となり、
「煙草」は酒とともに、祭りや祝い事など、人々が集う席には欠かせないものとして、
座の雰囲気を盛り上げたり、和ませたりするからです。
「座頭」は琵琶法師の座に所属する剃髪した盲人の称で、中世には琵琶法師の通称となり、
近世には琵琶や三味線などを弾いて歌を歌い、物語を語り、按摩、鍼治療、金融などを業としました。
今回は、珍しく婚活にあまり関係ないプチ情報ですが、ちょっとした正月会話の参考に。