震災前と震災後の婚活意識比較
震災から今日で丸2年ですね。
当相談所の代表も当日は土浦、つくば方面に出張しており、被災しました。
スタッフも都内で帰宅困難になりました。
震災翌日は、休日だったので、お見合いも多数組まれておりましたが、 当然、会員様にもお電話がなかなか繋がらず大変でした。
さて、震災を機に防災意識や絆意識が芽生えましたが、 婚活の考え方やパートナーへ求めるものも変わりました。
これまでもてはやされてきた「3高」や玉の輿婚といった言葉の背景にある パートナー選びの基準など
結婚相手に「外見」や「収入」を求める人が大幅に減りました。
某大手結婚情報サービス会社のアンケート調査
※東日本大震災前(2月)と震災後(5月)の比較 30代の未婚男女対象
男性で結婚相手に「外見容姿」を求める人が6.8%の減少し、 女性では「収入」で8.1%もの大幅な減少がみられ
「頼りがい」が1位になりました。
特に女性で「性格・人柄」「価値観」「愛情」「精神面」を求める傾向がより強まったことが わかったのです。
震災直後に「結婚したい気持ちが強くなった」と回答した婚活者は多かったです。
事実、当相談所への相談も当時沢山あった事を記憶しています。
パートナーがいる方は思いやりのある行動を取るようになったり、パートナーがいない方は、
自分か ら連絡を絶ってしまった方へ再度連絡を取るようになったなど、震災前と比べて“実際の行動にも変 化”がある事が分かりました。
震災で多くの人が身に沁みて感じたのは、家族や友人など人とのつながりの大切さ、
そして何気ない日常生活のありがたみだったのではないでしょうか。
未婚男女の結婚意識の変化にもそのことが大きく影響していると思われます。
相手の外見、収入、学歴にこだわるよりも、本当はもっと大切なことがあるのではないか。
心から信頼できるパートナーとこれからの長い人生を共に過ごしたい。
実際にBridalチューリップでカウンセリング希望の方たちの間にも、こうした考え方を重視する人が 以前よりも増えました。
結婚する前というのは、男性も女性も好き放題に理想を口にしますが、実際は理想を口にしていたほ ど、
美男美女のカップルや条件のいい人同士のカップルが生まれていないのが現実です。
特に女性は男性の些細な言動の中に誠実さを感じたり、頼もしく感じたりして、それが決め手になる ことが意外と多いものです。
条件にこだわり続ける女性よりも、アンテナを磨いている方が幸せになれるかもしれませんね。
今日はもう一度、パートナーに関してや家庭生活に関して、見直しても良いかもしれないですよ。