仮交際「いい人だけど決め手がない」の正体

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お見合いから仮交際へ進んだものの、「嫌ではない。でも、好きかと聞かれると分からない」

「条件は良いのに決め手がない」と悩む方は少なくありません。

実はこの迷い、悪いサインとは限りません。

婚活では、短時間で恋愛感情の強さだけを測ろうとすると、結婚相手として大切な要素を見落としやすくなります。

大切なのは、「ドキドキするか」だけではなく、「この人と生活をつくれるか」という視点です。

結婚相談所の現場では、この「決め手がない」という相談は、交際初期だけでなく、真剣交際を考える段階でも繰り返し出てきます。

だからこそ、感覚を否定せず、迷いを分解する作業が必要です。

成婚者は約4か月で決める

IBJ「2025年成婚白書」では、成婚者19,112名のデータから、代表的な成婚者像は「お見合い11回」「交際約4か月」とされています。

さらに交際日数は120日を境に、成婚者の割合が徐々に低下する傾向が示されています。

これは「4か月で無理に結婚を決める」という意味ではありません。

重要なのは、ただ時間を延ばすのではなく、会うたびに確認するテーマを一段ずつ深めることです。

決め手より安心感を見る

恋愛心理学には「知覚されたパートナーの応答性」という考え方があります。

相手が自分の話を理解し、受け止め、気遣ってくれていると感じられることです。

心理学研究では、自己開示だけでなく、相手から「理解された」「受け入れられた」と感じる反応が親密さの形成に重要だとされています。

つまり、婚活で見るべきなのは話題の豊富さだけではありません。

・話を最後まで聞いてくれる
・意見が違っても否定から入らない
・嫌だったことを伝えると調整する
・約束や時間を大切にする
・感謝や謝罪を言葉にできる

こうした小さな応答は、結婚後の安心感を考えるうえで大切な材料です。

連絡頻度も相性の一部

Bridalチューリップでも、「お見合いは楽しかったのに、仮交際になった途端に疲れてしまった」というご相談があります。

たとえば、電話を長くしたい方と連絡は短いメッセージ中心が心地よい方。

毎日LINEしたい方と数日に一度で十分な方。

どちらが正しいわけでもありません。

問題は、違いがあることではなく、違いを話し合えないことです。

「連絡が少ない=脈なし」と決めつける前に「私は1日1回くらいやり取りできると安心します。○○さんはどのくらいが自然ですか?」と確認してみましょう。

相手の答えより、相談した時に歩み寄ろうとしてくれるかに注目してください。

条件一致だけでは足りない

国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査では、女性の70.2%が結婚相手の「家事・育児に対する能力や姿勢」を重視すると回答しています。

また「自分の仕事に対する理解と協力」は、女性55.9%、男性42.0%が「重視する」と回答しました。

現代の結婚では、年齢・年収・学歴といったプロフィール条件だけでなく、「二人で生活を運営できるか」が重要になっています。

共働きを希望していても、「家事はできる方がやる」と考える人と、「基本は半分ずつ」と考える人では生活像が違います。

同じ言葉でも中身まで確認する必要があります。

青い鳥を追いすぎない

婚活では、「もっと合う人がいるかもしれない」という気持ちも生まれます。

IBJ2025年成婚データでは、お見合い10~12回が一つの区切りとされ、それ以上回数を増やしても成婚率は頭打ちになる傾向が紹介されています。

一方、2026年に発表されたオンラインデーティングの実験研究では、6人より31人の候補から選んだ参加者の方が、選んだ相手を追求したい意向が高かったという結果もあります。

つまり「選択肢が多い=必ず悪い」とは言えません。

婚活のプロとして重要だと考えるのは、何人見るかより比較基準が育っているかです。

迷った時の5つの質問

仮交際で迷ったら、次の5つを振り返ってみてください。

  1. また会って話したいと思えるか
  2. 無理に自分を演じていないか
  3. 違いを話し合える相手か
  4. 約束や時間を大切にするか
  5. 結婚後の日常を想像できるか

5つ全部が最初から満点である必要はありません。

「今は60点だけれど、もう少し知りたい」と思えるなら、そのご縁にはまだ確認する価値があります。

今日からの行動リスト

・初回デートは早めに決める
・1回ごとに確認テーマを1つ決める
・連絡頻度の希望を言葉にする
・条件を「絶対・希望・あれば嬉しい」に分ける
・3回前後会ったら担当者と振り返る
・迷いを「好きか嫌いか」だけで判断しない

サポートで見えた変化

実際のサポートでも、「良い人だけれど気持ちが分からない」という会員様に恋愛感情だけでなく、連絡の心地よさ、安心感、尊敬、生活リズム、家事、仕事、金銭感覚まで項目を分けて整理したことがあります。

すると、「好きか分からない」という一言の中に、「連絡が少なくて不安」「結婚後の生活がまだ見えない」という別々の課題が隠れていることが分かりました。

課題が分かれば、次のデートで何を確認すべきかも明確になります。

婚活は答え探しではない

結婚相手選びに、最初から100点の確信がある方ばかりではありません。

大切なのは、「決め手がある人を探し続けること」ではなく、目の前の相手と関係を育てながら、自分にとって何が大切なのかを知っていくことです。

Bridalチューリップでは、お見合いの結果だけではなく、交際中の違和感や迷いも一緒に言語化し、次の行動まで具体化します。

「この人を続けるべき?」「自分の判断軸が分からない」と感じた時こそ、一人で結論を急がなくて大丈夫です。

婚活を通じて、自分に合う結婚の形を一緒に整理していきましょう。

【お見合いで気を付けたい会話例の参考はこちら】

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結婚相談所を舞台に婚活に挑む男女と、それを支えるカウンセラーのリアルを描いたお仕事系漫画。
婚活に挑む男女の悩みや成婚へ導くカウンセラーの姿が描かれ、Bridalチューリップが大切にしている理念「運命を待つのではなく、自らの選択で幸せをつかむ」がストーリー全体に込められています。

2025年7月16日より講談社「ヤンマガWeb」に連載開始(毎週水曜日配信)

リアルな婚活の葛藤やカウンセラーの支援が話題を呼んでいます。
婚活や結婚相談所での利用を考える方々への新たな気づきや勇気を与える内容となっています。
第一巻単行本発売:2025年10月20日

 

 

 

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